妻の里帰り出産のために、12月頭から在宅勤務に切り替えて早14日経った。あと7日間過ごしたら、いよいよ習慣が馴染んでくるはずなので、今回は今日までに感じたちょっとしたギャップシリーズを書いていこうと思う。
事前に言っておきたいが、これは決して批判してるわけでもなく、それが悪いと思っているわけでもない。あくまで感覚の違いを楽しんでいるという意味で書いていくので、変な解釈をしないでほしい。
■フローリングも裸足
妻の実家はいわゆる「日本の実家」という感じのお家なのだけど、おばあ様が住んでいる母屋と義両親が住んでいる2階建ての離れがある。
母屋には一部畳の部屋があり、それ以外はフローリングであるのだが、ここではそのすべてにおいて裸足で生活している。
正確にはスリッパを使わないのだ。
一方、マリモの生家は海外なので、フローリングに対してスリッパを履く文化だった。
もちろん、日本に来てからは畳があるアパートに住んでいたのでスリッパは使っていないけど、今住んでいるアパートはすべてフローリングなので、スリッパを使用している。
最初は使わずに過ごしていたが、ついでに掃除もできるスリッパを購入してからは、床の冷たさを感じずに過ごせるのもあって、妻にも慣れてもらっていた。
それもあって、妻の実家に初めてお邪魔して泊まった際は違和感がないと言えば噓になる。
お盆の時は自分の汗が床につくことを申し訳なく思い、年始の時は冷たいフローリングを踏む時に尿意が刺激されていた。
それが、14日間住んだ今では、びっくりするくらい違和感がなくなっている。
ただ裸足で床生活すると、床の状態への関心が今までよりも高くなることに気づいた。
少しでも濡れているとすごく気になるし、足先までの感覚というのが鋭敏になっている気がする。
日本人は繊細な人種とはよく言うけれども、それって考えや心ではなく、物理だったんだな。
ただ、今は冬なので床の冷たさが気になる。妻に相談したら、ぬくぬくの靴下を買ってくれた。感謝。
■キッチンは聖域
妻の実家とはいえ、人の実家に2か月近くも居候するのだから、家賃は少し渡させていただいたのだが、それでも家事を任せきるのは気が引けている。
我が家では掃除、洗濯、皿洗い等の家事はある程度やってきたつもりなので、何かお手伝いをさせていただけないかと考えていた。
それこそ、おばあ様側のキッチンを掌握できないかくらいまで、妻に豪語していたのだ。
しかし現実は違う。
お義母さんにとってキッチンは聖域であり、お義父さんすら自由にすることは許されていない。
この間こっそりキッチンに入って皿洗いをしたことを妻が暴露した時は、個人的にはピリついた空気を感じていた。
ただまぁ、僕もそこまでして妻の実家の習慣を崩したいわけではないので、今は出来そうなお手伝いを全力でやる程度には馴染めたと思う。
キッチンに入ったって出来ることは皿洗いだけなのだから、しゃしゃり出ない方がいい。
■Wi-Fiが切れる問題
今居室にしている部屋は、2階にあるWi-Fiの親機から約20m離れていて1階にある。
階段を下りて和室を2つ隔てているが、実は家屋の外壁2枚分も追加で隔てている。
バッファローの少し古めの中継機能を持ったルーターを使って、2基繋げてなんとか母屋まで電波を届けている感じなのだが、少し不安定だった。
Youtube見てたらくるくるしだすくらいには不安定なので、オンラインゲームはかなり厳しいくらいの感覚である。
そこで、ある日、スマホを使って定点で回線速度の測定を行った。
各所、n=3でデータを確認し、最も速度が落ちているところを確認してみた。
すると、親機から3m程離れている階段の少し降りた踊り場あたりから、ぐんっと速度が下がっていることが判明した。
恐らく、ここに中継機を置けば、強くはならなくとも安定したWi-Fiが確保できるだろうと思い、色々あってコジマネットで購入した。
ただ、下調べが不足していて…まずは、買ったルーターが中継機能を持っていないという罠で少しヘラって、次にメルカリで型番が1文字だけ違うものを買ってキャンセルしてヘラった。
さらに、同じ型番のルーターを使わないと、3基目の孫機までの接続は出来ないということも知らず、右往左往した。
そして、ついに本日、メルカリで正しい型番、公式HPの手順を踏んで、3基目の中継機を追加した。
設置から、1時間ほど経ったが、ブツブツだったYoutubeの動画がスムーズに流れているところからすると、安定感は増したようだ。
あとは、明日以降の在宅勤務でどれくらいQOW(Quality Of Work)が上がるか。
楽しみですね。
■水を飲むということ
妻の実家では基本的にお茶を飲むらしい。しかし、僕ら夫婦は水を好んで飲んでいる。
我々が水ばかり飲むことを過去に伝えたのもあったのか、今回の里帰りではサーモスのケトルまで用意してくれていた。
あんまりダイレクトに水を飲むことはしなかったので、意外だったのかもしれない。
最初は水道水でいいと言っていたのだが、お義母さんが忍びねぇってことでちゃんと煮沸した水を提供してもらっている。
面倒事を増やしたみたいで申し訳ないが、個人的にはすっごく助かった。
■引き戸文化
これまでは基本的に押し引きするドアを使ってきたが、居室のある母屋では主に引き戸が基本である。
気になったのは、思っている以上に音が鳴るという仕様で、夜中にトイレ行く時があったとして、引き戸を動かした際の音が母屋全体に広がる。
静かさも相まって鳴り響いてしまう音に、少し申し訳なさを感じている。
壁もそこまで厚いわけではないし、会話の音もあまり大きくすると漏れている気もする。
昔の忍者ってそこまで耳良くなくても聞こえてた説あるなぁ。
■味の濃さ
義実家があるのは東海地方なので、関東と比べればなんとなく味が濃いイメージがある。
しかし、義実家ではどちらかというと出汁が濃い、という感じだった。
ただ、お義母さんはテーブルの上に色々な調味料を置いてくれるので、味の調整は自由度が高い。
個人的に意外に感じたのは、お義父さんがうまそうな汁ものにご飯入れて食べがちということかな。
お義母さんの作る料理はすべてが美味しいので平らげてしまうのだけど、1週間に1回は食べ過ぎでおなか壊してるから、自重しなきゃな。
ちなみに、2週間で500gは確実に太ってる。
■地元イベント多い
毎週末、何かしらのイベントがあって凄いという話。
年末だからというのもあるが、地域内の結びつきが強い印象がある。
田舎あるあるかもしれないが、ここまで密に地元イベントに関わったのは初めてだ。
餅つきだったり、市のお祭りだったりと楽しい時間を過ごさせてもらっている。
何より、義両親が妻の体調を気遣いながら、僕が一緒に過ごせるように気を使ってもらっていて、本当にありがたい。
お義父さんも、「この日にこんなイベントあるぞ。」って言ってくれる。
気持ち的には全部参加したいのだけど、僕がここにいるのは妻のサポートをするため、そばにいるためなので、丁寧に断れる努力をしていきたい。
という感じで、7つのちょっと気になる点を挙げてみた。
細かいなぁと感じる人もいるかもしれないが、細かいのを入れたらまだまだあるよ?
寒さ対策において重ね着がデフォルトとかね。僕は割と温室作りを頑張るタイプなので。
食事の場ではあまり牛乳が出ないとかね。僕は食事のドリンクに牛乳飲めるタイプでして。
だけど、そういったギャップを感じれるのはある意味良い刺激になってる。
妻がどんな環境で育ってきて、その親がどんな思いで育ててきたとか。
大人になってからの妻の気づきとか、僕自身が実はこだわっていたんじゃないかとか。
たくさんの気づきや初めてを経験できる良い機会になっている。
新しい命の誕生とともに、僕らもワンステップ成長するための里帰りなのかもしれない。
ももも、マリモ7号でした。
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