新人に社会人として必要なことを教える分にはそれとなく納得感があるのだけど、そうでもない人にゼロから教えるのにはそれなりの理由が欲しいところ。
昨日は華の金曜日。
世間的にはテンションの上がるような言葉だけれども、今週の総まとめを部下とすり合わせする日という認識なので、来週に向けて出来ることを考えなければいけないエネルギーを要する日でもある。
そんな中、昨日は一段と疲れる日であった。
仕事終わりには久しぶりの焼肉パーティーだったのだけど、そこでは部下の愚痴を話さざるを得ないほど、印象的な日になっている。
僕には直下の部下が二人いる。
個人的には部下というよりチームメイトのような感覚で接している。
そのうちの一人は、勤めていた会社が潰れて、中途採用で我が社に入社したが環境が合わず、上司が辞めさせることをためらい、流れ流れて僕の下へとやってきた。
彼は元々違う業界にいた事もあり、当然この仕事への基本的な知識はない。
それは新人でも中途でも変わらないので粛々と教えることはやぶさかでないが…。
彼においては事情が少し違う。
僕から見れば、社会人としての基本的なことが欠けているのだ。
年齢は20代後半。あまり歳の問題にはしたくないが、知らなすぎる。
例えば、そうだな…公共交通機関の乗り継ぎやホテルの予約が一人では出来ない、そんな感じなのだ。
昨日は特に人とのやり取り、いわゆるコミュニケーションに関する問題が顕著に現れて、困ってしまった。
同僚に話を聞きに行くだけなのにいつまでも渋って聞きに行かないから、「なぜ行かないか?」を尋ねたら、しばらく黙り込んで言われた。
「どういう風に聞いたらいいですか?」
唖然とした。他にも。
彼が他部署の人に数週間前にメールで依頼したことが進捗なかったから、相手が動けるようにこちらで情報収集して再度リマインドかけてとお願いしたら、カッと目を見開いてこう言った。
「メール見てるはずなのになんでやってくれてないんですかね?!」
相手にも事情があるだろう、あなたもリマインドかけてない、と諌めたら少し納得したようだが、僕からすれば想像力が足りない気がした。
そんな彼の相手で昨日一番疲れたのは、メールの文章チェックだった。
不思議なことに、彼が私以外の相手とコミュニケーションを取ろうとすると、ほぼ確実に相手の気に障るようなので、まずは伝え方に気をつけろと日頃から言っている。
自覚しているようで、重要そうな相手にメールするときは毎回毎回内容の確認を要求してくる。
別に悪いことではないが、試行回数もそれなりなのでもう一人で考えて出来るようになって欲しい。
しかし、いざ手放しでやらせると、後で僕自身が困るような状態ではあることを実感した。
僕からすれば、出来ない自覚があるなら教わるのを待たずに自ら学んで欲しいのだが…。
本人が必要だと本気で思わなければ、調べることすらしないだろう…残念だ。
教育とは常にこういった困難があるのだろうなぁ。
駐車場までの帰りの道でもあーだこーだ説教してしまった気もするが、僕の気が済むので相手のことは気にしないことにした。
退社してからは焼肉を頬張り、若手とカラオケに行ってきた。
久々の肉でお腹をやられないように配慮しつつ、満足できるところで止めた。
カラオケは一昨日も行っていたおかげで喉が開いていたせいか、非常に調子も良く、気持ちよく歌えた。
ただ、一昨日から妻との通話時間が少ないことを大いに懸念していた。
お金も飛ぶし、人付き合いというのはほどほどで良いのだ。
夜になると寂しさに襲われる。
さっさと寝てしまった方が自分のためだ。
ももも、マリモ7号でした。
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