本日の記事は日頃思っていることを短めの文章でいくつかご紹介したいと思います。
30代社会人の悩みや思考、メンタリズムを垣間見ることが出来ると思いますので、読者の皆様の私生活のお役に立てたり、面白がってもらえたら嬉しいです。
それでは、どうぞ。
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#1 良い残業とは
僕は10年選手の中堅社員だが、未だに新しい業務との出会いはある。
例えば、今日の今日までベテラン社員Aしか出来ないとされていた難しい業務などは、所属する企業が潰れない限りは、いつか誰かが引き継がなければならない。
しかし、往々にして「いや、まだその領域に達していないから!」という謎の理由で若手社員は皆、目の前の空間を両手で押しながら、後ろに下がっていくのだ。
僕はというと、今いる職場にまだまだいるつもりでいるから、切羽詰まった未来にならないよう繋げられるものは繋げておきたいし、もっと楽したいと思うから、積極的に身に付けるように努力を始めた。
そして、いよいよ1ヵ月前からその引継ぎが始まった。
以前よりベテラン社員Aは厳しい言動で話題には上がっていたが、こちらも真摯に受け取る姿勢でいれば、長くいるだけのベテランと比べ物にならないくらい分かりやすく丁寧に教えてくれる。
残念なのは優しくないところだ。
少し話は逸れるが、例えば家事をしたことない人が初めて皿洗いを覚えて、早く洗い終わるようになった時に、「次はトイレ掃除。」みたいに言われると、
「あ、家事って次があるのか。」
と何だか終わらないんじゃないかと残念になる瞬間があると思う。
さて、仕事においてはどうだろうか。
ベテラン社員Aが熟した仕事を引き継いでみたら、分かりやすく丁寧に教わって、「これぐらいなら出来そうだな。」と思って慣れてくると、だ。
同じ仕事でもベテラン社員Aはやたら残業していたなと思うのだが、自分は定時に帰れるではないか!
いやはや、やっぱ僕って出来る社員なんだなぁ、と調子に乗って瞬間、上長から一言。
「ベテラン社員Aに比べて残業少ないけど、大丈夫か。」
?!??!?!??!
どういうことだ、学んだ通りしっかりこなして時間内に終わらせているじゃないか。
その真相をベテラン社員Aに聞いてみた。
「マリモ君、それはほんの一部の業務、来週からは地獄をみるよ(ニッコリ)」
あーあ、やったわ、こいつ。
その日から、僕は残業を始めた。
さて、僕が伝えたいのはこういうことだ。
どんな事柄も、全体感を把握しておかないと二度手間、三度手間、遠回りが起きる。
A~Zを知っているから、時間配分が出来るというものだ。
残業というのは、その時間配分が与えられた枠内に収まらないと判断された時だけ、使う手段なんだよ。
それはA~Dまでしか教えず、時間配分をほぼ完了したと思った時に残りの作業をぶち込んでみろ。
バランスが悪くなって、余計な残業が増えるわけだ。
良い残業というのは、余分にならない。
我々社員は定時内で仕事を終わらせなければならない。
就業規則はちゃんと読んでおいてくれよな。
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#2 適材適所でいいのか
人手不足が騒がれる時が定期的に訪れるが、そういう時は新卒よりも中途採用で賄おうとする人事に最近不満を持っている。
とは言いつつ、なかなか思い通りの人材が来ないなんて当たり前の世界だから、仕方ない部分もあると思う。
そんな人が入社してしまったなら、あとはそこにいる社員がどう育てるかだと僕は思っている。
僕の職場には三交代の勤務形態があるのだが、中途を雇う時は当然面談や入社後の説明で「あなたは交替勤務です。」と伝え、そのように契約をしている、はずだ。
しかし、夜勤が絡んだ勤務をしたことない人がやれると思って、入社してみたものの体調不良や精神不調を引き起こし、結局、日勤帯の仕事しかできなくなる場合がある。
そんな人が今まさに、僕の部下として働いている。
部下Aとしよう。
部下Aくんは、デスクワークも苦手、細かい作業も苦手、言葉遣いも褒められたものじゃない、メールの文章も下手という感じの不器用な人だ。
彼が交替勤務に努めていた頃のリーダーや先輩達は、口をそろえて「どうしようもない奴だ。」と言っていた。
申し訳ないが、それは確かにそうかもしれない。
だが、部下になって仕事を教えていくうちに、得意なことが見えてきた。
ルーチン的な作業や手順の決まった仕事なら、思ってるよりもきっちり出来るのだ。
なんだ、やればできるじゃないか。
彼に向いている仕事はこれだ!もうこれさえやらせておけば会社の損にはならぬ!
違う違う違う、そうじゃない。
よく言えば適材適所だが、部下Aの成長はここで止まってしまうのだ。
だが、本人がそれでいいというなら、それでもよかろうと思った。
そこで面談で聞いてみた。
「今の仕事だけ、あと30年間続けるってことでいい?」
「いや…もっとこういうことが出来るようになりたいです。」
あれれ?なんだ、もっと出来るようになりたかったのか。
でも、見ている限り…そうは見えないぞ?
変えようとする意識が足りないのでは…
一番適材適所に甘えていたのは、部下Aくん自身じゃないか。
その日から、僕は彼に問い続けている。
「その感じであと30年続けるってことでいい?」
「そのやり方で来週には相手してもらえなくなっちゃうと思うけど、OK?」
「僕は別に構わないけど、君が損するだけだけど構わないかな?」
適材適所に甘えたくないって言ったのは、お前だからな。
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#3 配慮不足が招くこと
ここ5年くらいの流れだろうか。
「それってあなたの感想ですよね?」みたいなこと言う若手が増えてきた。
他にも、会社への愛着なんてない、今すぐ辞めたって良い、俺のやりたい仕事をやらせろみたいな連中ばかり増えてきた。
いや、悪くないと思う。むしろ良い精神論だと思う。
だけど、その目的を果たすための行動が伴っていないことが目に余る。
例えば、望まぬ仕事場に異動してきた新人Aの話をしよう。
どの大手企業でも、社員の経験値アップのためにキャリア制度を設けていると思うが、最初の10年のうちに3部署くらい経験させるというものがある。
我が社でも採用しているのだが、新人Aはこの制度の真っ最中。
時折、「この職場微妙ですよね。まぁ、ここで長く働くつもりはないので。」という言葉を吐露するのだ。
正直で良いし、彼は仕事は仕事でやるタイプなので怠慢をしているわけではない。
僕自身はその気持ちも分からなくもないし、心底どうでもいいメンタリティだと思う。
ただ、仕事はしているから別にいいじゃないですか、というその態度が周囲に悪い種を撒き続けている。
彼以外が20年、30年と勤めている社員であり、彼らが新人Aの態度に良い印象を持つわけがない。
夫婦生活で例えるなら、妻が長い時間をかけてお洒落にしたリビングを見て、「俺はあんまり好きじゃないけど。まぁ、模様替えすればいいか。」と言いつつも、何だか快適に過ごしている夫がいる状態に近い。
この職場に限っては、異動してしまえば後腐れがないかもしれないが、未来永劫その態度で仕事を続けていると良いことないんじゃないかと、少し憂いてしまう。
組織活動において、こういった新人たちの我の出し方っていうのはどうも相性が悪い。
っていうか、周囲への配慮も出来ないやつが、自分だけやりたいことだけやろうとしている時点で、目的を果たす意識が無いんじゃないかなぁとも思ってしまう…。
お前のやりたい仕事をやりたいんだったら、自分から無駄に壁や障害物を作り続けるんじゃねぇよって言いたい。
強メンタルと勘違いして、勝手にフォートナイト始めるなよ。
会社はバトロワするところじゃねぇって、落ち着けよな。
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いかがだったでしょうか。
今回の3編は、本当に最近思ってことです。
正直、文章にすると僕としてはストレス発散になって、とてもいいですね。
評判が良くても、悪くても続けたいと思います。
ももも、マリモ7号でした。
#1=残業代稼ぎとしてくくってます(出ないけど。)
返信削除#2=やれる事があればそれを先ずやらせて、オプションとして少しずつ増やしていくしか無いかもですね…成長したいという気持ちがあるなら尚更。
#3=いるいるです。面と向かって何なら面白いの?どんな事が出来れば満足する?とか、その人が出来ないような事をお願いしてみるのも面白いかもしれません。
いつも楽しいブログありがとう
コメントありがとうございます!
削除共感していただける部分もあって良かったです。
#3の子とは対話を重ねて、理解度を深めることで和解(?)出来たので、いつか記事にしたいと思います。
是非また読んでくれたら嬉しいです。