レンダリング(Rendering)とは、様々な数値を集約して3DCGや映像に出力や表示をすることを指します。
レンダ(Render)とは「与える」「提供する」「(借りたものを)返す」といった意味があります。
サマータイムレンダとは、恐らく「夏が与えたもの」「夏から得たもの」「夏から還ってきたもの」を指すのだと思います。
この作品は神と死と時間の物語でした。
主人公の網代慎平は、幼馴染の小舟潮の訃報を聞いて和歌山市の日都ヶ島に帰省します。
そこで潮の不審な死に方を聞き、“影の病”と関わることになり・・・
ということで、全24話一気見してしまった「サマータイムレンダ」。
サスペンスホラーのような展開と人間離れしたアクション、頭脳派主人公が何度も死んでループする夏の3日間を描いたアニメです。
7月22日~24日をひたすら繰り返すだけなのに、24話使ってるんですよ。
あの有名なエンドレスエイトを超える話数でずっと面白いなんて、凄いことです。
ネタバレはなるべく控えたいですが語っておきたいことは書いておきます。
まず、主人公は自分と周りの環境を俯瞰してみるのが得意な人物です。
パニックになっても俯瞰して見ることで冷静に物事を観察、試行します。
これによって、グロテスクスプラッタシーンだったとしても状況を打開しようと頭を働かせるわけです。
主人公地頭いいなっ!
って普通に思います。と言っても、小難しいサスペンスものを趣味で読んでいるのでまぁ、わからなくもない。
でも、彼は料理人を目指すために本土に行ってるわけですから何になろうとしとるんやって話ですわ。
そんな主人公とヒロイン小舟潮は両想いなわけですが、潮の妹である澪も慎平に想いを寄せる一人です。
しかし、物語冒頭で亡くなったはずの潮が慎平に言います。
「澪を守っちゃってね!」 ※和歌山弁で「守ってあげてね!」の意
そんな澪ちゃん!
何回エグい死に方すんだっ!!
ヒロインとは思えない扱い。少なくとも頭は2回潰されてますね。
それと影澪と呼ばれる澪の影もいるのですが・・・
いつも頭頂ぶっ刺して56すのやめて?!
ちょっとここまでの内容だとただのグロテスクホラーだと思われかねない・・・。
えーと、ドッペルゲンガーをご存じでしょうか。
自分と全く同じ顔、姿をした人間を目の当たりをすると死に至るという怪異です。
日都ヶ島で蔓延る“影の病”とはそのこと。影澪とは澪ちゃんの影、ドッペルゲンガーのことです。
この病、その原因と闘う物語、それがサマータイムレンダです。
主人公をはじめ、登場人物たちは自分のドッペルゲンガーに56されていきます。
それを阻止しようと動く、慎平。
守るべき大事な澪にも影がいることを知り、彼女を守ろうとしますが、慎平は影澪に56されてしまいます。
その時、慎平はまた島に到着した日。7月22日に意識が戻るわけです。
慎平の右目には不思議な力があり、平たく言うと時間軸をも俯瞰して死をトリガーとしたタイムトラベラーになれるのです。
この力を託したのは、なんと亡くなったはずの小舟潮!!!
一体どのように渡したのでしょうか!!!
そして、影と闘うには慎平一人では難しいです。
親友の窓、その妹朱鷺子、猟師の銀次郎、謎多き女ひづるさんといった仲間達がいます。
特に謎多き女ひづるさんは必見のキャラクターです。
何度も慎平を助けてくれます。この物語の根幹にかかわっている重要人物です。
武器は大きいハンマーです(笑)
銃よりもハンマー持ってる時の方が強いっていうね。でも女性なのに・・・なぜ・・・?
何故、潮は亡くなってしまったのか、慎平が島の戻ってきたのはなぜか。
ひづるさんもなぜ戻ってきたのか、窓は?朱鷺子は?なぜ協力してくれるのか?
謎が謎を呼び、ハラハラドキドキの死に戻りタイムトラベルサスペンス!!!
気づいたら24話全部観てました・・・笑
特筆しておきたいですが、事件解決後の後日談が最終話になっていますのでハッピーな気持ちで観終わることが出来ます!
どんなに絶望的な話が続いていたとしても、気持ちよく観切れること間違いなしです!
あんまりネタバレ入れないのは、それだけ面白かったということですからね。
次観るアニメにお悩みの方は、是非候補にしてみてください!!
他におススメの一気見アニメがあれば、コメントでお待ちしてます!
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