スキップしてメイン コンテンツに移動

ヘヴィーオブジェクトというアニメを観ました。

近未来アクション・ボーイミーツガールのSFライトノベルであるこの作品は、2014年にアニメ化されて全24話構成にでした。

当時、他のアニメに夢中になってたこともあり、未視聴。

原作は「とある魔術の禁書目録」の鎌池和馬さんが著者だったことは、観終わってから知りました。


観ようと思ったきかっけは、dアニメストアの特集のひとつにこの作品が載っており、「観たことないな!面白そう!」という単純なものでした。


物語は戦争の在り方が変わった未来。

とある東の国が、“オブジェクト”という核攻撃にも耐えうる装甲を持った50mもの巨大な兵器で他国を蹂躙したことから始まった。

このオブジェクトの戦いを以て戦争というものは行われ、オブジェクトが敗北すればその戦争は終わるような時代になった。

ある意味、人が死なないクリーンな戦争が当たり前となった時代。

主人公のクウェンサー・バーボタージュは、オブジェクト設計士の卵で学生として軍に所属していた。

軍に所属しているのは設計士になる最短ルートだからだそうだ。

彼にはヘイヴィアという相棒がいて、レーダー分析官の上等兵だがなんでもそつなくこなす高スペック兵士だ。

彼らは第37機動整備大隊に所属。ベイビーマグナムと呼ばれるオブジェクトと共にあらゆる作戦を遂行する。

このベイビーマグナムを操縦するのはヒロインであるミランダちゃん。


物語はこの3人を中心に展開される。


まず、このアニメを観て率直に思った感想を述べよう。


んぁめっちゃおもろかった!


驚きの面白さだった。ハマって観るのを止められなかったですね。

話の構成は基本的にオブジェクトという絶対的な戦力に立ち向かう脆弱な人間という感じ。

だけど、そのパターンが色々あって全然飽きることはありませんでした。

ミランダとの関係性も丁度良くて、ライトノベル特有の主人公のモテ要素が薄めで観やすい。

キャラクターもそれぞれ特徴があって面白かったし、劇中で飛び交うアメリカンジョークな言い回しがとてもクセになる。


オブジェクト同士の戦争が当たり前になって本体の技術レベルが第2世代に移行し始めた頃が物語のスタート。

アラスカの基地で平凡に仕事していたクウェンサーとヘイヴィアでしたが、“アメンボ”の異名を持つ第2世代のオブジェクトとの戦いが始まります。

第1世代であるベイビーマグナムと搭乗者のミランダは苦戦を強いられ、最終的には敗北し、ミランダは基地の仲間を逃がすために囮となり、敵に捕縛されます。


「女の子を置いて、逃げるのか?!」というクウェンサー。

そう、彼はミランダを助けに行くと決めたのです。オブジェクトがないのに!


そこからミランダを救助し、第2世代のオブジェクトを生身で倒すことになります。

学生であるクウェンサーは正式な軍人ではないので銃器を扱うことは出来ず、終始“ハンドアックス”と呼ばれるバクダンを使用して戦います。

オブジェクトとの戦いの中、オブジェクト(技術)オタクのクウェンサーはその知識を以て弱点を見つけ出し、戦い抜くのです。


気づいたら丁寧語で書いてる(笑)


何が面白いって、主人公が機転を利かせまくってて、巨大兵器が弱く見えてくるところ。

巨大故にその巨体を支えるのに膨大な力が必要だったりするので、隙があるわけですね。

特に好きなのは、クウェンサーのセリフで。


人間が造ったんだ!人間に壊せないはずがない!


超格好いい…!

確かにそうですよね。言われてみればって思わされちゃいました。

とは言っても、しっかり死への恐怖や緊迫するシーンは描かれており、戦争の残酷さも表現されています。

ライトなところとヘビーなところのバランスが良く、飽きない理由はここにもあるのかもしれませんね。


続編が出来そうな空気はなかったですが、正直めっちゃ面白かったので続きは気になってます。

強大な敵に知略で闘って勝つようなお話が好きな方にはお勧めしたいですね。


ちなみに過去作未視聴系で、今見始めたのは「サマータイムレンダ」!

観終わったら感想書きます!

コメント

このブログの人気の投稿

2025年は愛する我が子の誕生から始まった

 最後の記事から2週間近く経ちましたが、誇大表現ではなく、人生が変わる2週間でした。 実際に起きたことは簡潔に書きつつ、僕の心情をメインに書いていこうかと思います。 そういうのが苦手な人は見ないのではなく、サラッと読んでください。← 僕も育児系の動画観ながら、気軽に書いているのでそれぐらいの気持ちで是非読んでね。 さて、2024年年末のことから話しましょう。 妻の実家に里帰り出産で2か月過ごしているのですが、年末年始は親戚が集まります。 当然、義兄弟皆様帰ってくるわけです。そこで事件が起きました。 妻の兄が里帰りしたその日、コロナ+インフルに罹ってしまいました。 車から降りる前に温度計を持ってきてくれと言った義兄は偉すぎました。 高温を知らされた私たち夫婦は、即時滞在している部屋に逃げ込みました。 以降、年末年始の間は義両親と義兄と切り離された生活をせざるを得なくなりました。 確かに困りましたが、一番困ったのは義兄です。辛い年末年始になっちゃいました。 元気になって本当に良かった。 絶対に、絶対に立ち会い出産をしたい私たちは、徹底的に隔離させてもらいました。 ただ、ご飯だけは義母に作ってもらっていたので、おぼん等の受け渡しで頂いてました。 この義兄コロナインフル事件により、副次的に発生した第二の事件が発生します。 おばあ様のいる母屋、妻が嫌すぎる事件です。 僕らの居室は二人で赤ちゃんのために過ごしやすくカスタマイズしていたので問題ないのですが、それ以外は違います。 母屋の中は外気温とほぼ変わらないし、妻的には苦手な印象を持っていて、トイレ以外は必要に迫られない限り行かないです。 トイレについてもお掃除シートを買うことを提案して行きやすくしたりしたくらいです。 そんな中、事は起きました。 年末年始のお節料理なのか、おばあ様が酢の物を鍋で作っていたせいか、物凄く酸っぱい臭いが家中に広がっていました。 酸っぱいだけじゃなくて、平たく言うと腐った何かの臭いがしていました。 妻はその臭いを嗅いでしまい、拒否反応を起こし、義父に電話してどうにかしてほしいレベルでした。 実際、おばあ様は換気扇が嫌いなようで僕が換気扇ガシガシ付けても順番に止められてしまいます。 理由は寒いとからしいですが、いや、この家そのものがもう寒いじゃん。それに窓開けてるじゃん。 そうか、つまりこれは...

いつか笑い話に出来たら嬉しいこと

 年始に我が子が生まれて、無事育児休業に突入した僕。そこから2週間は初めてのことも多かったが、妻と子と幸せな時間をたくさん過ごせた本当に良い日々であった。親戚に祝われたり、久しぶりに会った友人に我が子を合わせることが出来たりとね。 しかし、良いことばかりが続くことってないんだな、と思ってしまうことが起きました。 今年3週間目に入った瞬間、僕の父が危篤状態にあると連絡が入りました。 姉から緊急入院した旨と共に明らかに心臓の鼓動が早まっていることに気づきました。 ただ僕は、妻子の傍に居たい。兄にも連絡して、兄と姉に任せようと思っていました。 もちろん、もしかしたら、死に目に会えないかもしれない。 その時、妻から「私は行ってってあげた方がいいと思う。この子はこれからがあるけど、お義父さんとの時間はもうないかもしれないんだよ。」と言われ、500kmの帰省を決意しました。 我が子はまだ1ヵ月健診が終わっていないため、外出することは出来ません。 親父に我が子を合わせることが出来ないかもしれない。せめて、テレビ電話だけでも。 お義父さんに新幹線が乗れる駅まで送ってもらうことになりました。 道中、「私達に出来ることは無事を祈ること、送り届けることだけだけど、気を付けて行って来てね。」と言ってくださり、非常に心強かったことを覚えています。 僕の父は先日94歳を迎え、昨年から腰より下が非常に弱っている状態でした。 1ヵ月前は意識ははっきりしていて、少し物忘れをするくらいで会話も出来ることは確認していました。 それが1ヵ月半経って、大腸からの多量出血により救急搬送される。 元々脱腸していることは知っていましたが、どうやらそれが悪さしていたようです。 人間は血液が身体から無くなっていくと生命活動に支障が出ます。父も例外ではないです。 新幹線に乗った僕は、これからやらなければいけないことを考えていました。 間に合わなかった時、間に合った時、火葬、葬儀、実家のこと…ぐちゃぐちゃでした。 搬送された病院は感染症対策もあり、予約制で面会となるため、その日中に帰れてもすぐには会えないことが途中でわかりました。 仕方ないですが、その前に色々と確認しないといけないこともあったため、まっすぐ実家に向かいました。 実家に着いた頃には兄も居ました。二人で最悪のケースについて話し合いました。 その後姉と...

父になって12日目の憂い

僕たちの子供はとにかく可愛い。とにかくすごく可愛い。僕の愛情、懐の広さを無限にしないと足りないくらいとか言いたい。2025年に入ってからは幸せな毎日である。 今日はその中で起きたちょっとしたエピソードを語ろうと思う。 沐浴を担当とさせてもらってから、5日目。 初日と比べたら、個人的には数段も上手くなったと思いたい。 この時、ついに我が子が泣かずに、気持ち良さそうな顔をするようになった。 本当に嬉しくて仕方がなかったが、油断すると子に何かあっては困るので、真剣に洗っていた。 いや、今思えば油断してたのかもしれない…。 背中を洗った後、それは起きた。 我が子が突然、見たことないくらい激しいモロー反射を起こした。 両手両足をバタバタさせて泣いている。 一体何が起きたのか。 ここで焦って手を離すわけには行かない。 何とか子を落ち着かせ、しっかり洗ってから、タオルに包んで妻に任せた。 結局何が起きたかは分からないが、僕はこのことが少しトラウマになりそうだった。 些細なことなのかもしれない。 だけど、これで子が沐浴を苦手になったり、水が怖くなったり、何か病気になってしまったりしていないだろうか。 致命的な障害に繋がってしまわないだろうか。 そんな心配が脳内を駆け巡った。 親戚が集まっている中、この不安を表に出すわけにはいかない、と何となく思っていた。 するとふとした時間に、妻と子、3人だけの部屋に休憩することが出来た。 愛おしそうに子を抱く妻を見ながら、ついに僕は泣くのを止められなかった。 「僕はこの子にどんなに嫌われてもいいから、僕のせいでこの子に何か良くないことが起きてしまうのは本当にたまらない…。」 と、妻にこぼした。 妻は優しく受け止めてくれたので落ち着いたし、今日もしっかり沐浴を行った。 僕ら夫婦は親になってまだ12日しか経っていない。 まだまだ初心者なのはわかっているし、最初から上手く出来ないのも理解できる。 知らないことも多い。日々勉強である。 妻と比べてしまうと、泣く程頑張ってるわけではないとも思う。 でも、自分が思っていた以上に必死だったのかもしれないと、気付かされた出来事だったかもしれないと、今なら思える。 これだけで終われば良かった。 忘れてはいけない。 藻生は子育てだけではない、と。 兄から姉から、両親に関する連絡が同日にドバドバと届いた。 少し前に新築...