仲間と観に行く映画はいい。その後の語りがさらに面白い。僕には、何か月かに1回集まるアニメ好きなおじさま達の会(以降、アニおじの会)なるものがある。僕含め3人で構成されているこのメンバーで「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」の映画鑑賞会をしてきた。
ちなみにこのアニおじの会では、クール毎のアニメについて語ることが多いのだが、ことガンダムにおいては別枠で開催されることがある。
以前、ジークアクスが放映された時も緊急招集が2回ほどあったと思う。
それくらいガンダムが好きということもあって、意気投合し、飲み会を開催しているのだ。
今回のお目当ては、閃光のハサウェイ。2年ほど前に第1作が上映され、久々の2作目となる。
ちなみにこのガンダム作品は、あまり初心者向けではないことを先に言っておきたい。
SEEDやAGE、00(ダブルオー)やUC0096と一緒にしない方がいいと思う。
THE ORIGINやククルス・ドアンの島、Gのレコンギスタを観ていて、面白かったな、と思えるなら話は変わるかも。
非常に穴が多いが、この記事を読んでくれる方々に向けて簡単に紹介だけしておこう。
閃光のハサウェイ。主人公のハサウェイ・ノアが、とあるテロ組織のプロパガンダ的リーダー役として、「地球にいる人間は全員宇宙に出るべき。それが地球のため、ひいては人類のためなんだ。」という理想を抱いて、テロ活動を続ける。
そんなハサウェイが、とある作戦の途中、ギギ・アンダルシアという“彼にとって非常に魅力的な女”と出会ってしまい、本人の精神と彼が率いるテロ集団の活動がひっちゃかめっちゃかになってしまう…。
そんな映画です。←
なんていうか。何も考えずに見てると、頑張ってテロ活動してて、その間、ずっと女に振り回されっぱなしの男の話を見させられている、という感想を持ってしまうくらい、男女の機微が表現されて見えちゃうと思う。
実はテロ活動自体は少し調べてみると、作戦通りだったら問題なかったのに、優秀な指揮官が赴任してきたことによって瓦解してしまったり、意外と作戦区域までの移動距離が遠すぎて、全てマッハの移動じゃないと成り立たなかったり、結構戦略的にも面白いことになってるってこともあるんだけど…。
そんなこと考えている暇がないくらい、ハサウェイが女に振り回されることが目立ってた気がする。
あ、ここで“女”と表現しているのは、女性というにはあまりにもメッセージ性が強い表現をされているからなので、普段からそういう呼び方をしているわけではないからね。
もう少し深堀すると、ハサウェイは12年前の戦争で好きだった女の子を目の前で撃墜させられてしまった過去があり、その時に勢いであの有名なアムロ・レイの恋人を誤って〇してしまうというトラウマを抱えており、精神的に病んでいる。
そんなハサウェイの前に、“彼にとって魅力的過ぎる女”に出会ってしまった。
亡くなったあの娘が幻影で出てくる、肉欲と理性がぶつかり合う、テロ活動が俺の使命なのに…ああ!なんて…なんて俺は…!みたいな話がずっと、ずっと繰り広げられてる。
これ、第1作目の時にも感じていたのに、今回の「キルケーの魔女」ではより強く表現されてるんよ。
しかし、彼の年齢が25歳であることを踏まえると実はそんな風に悩んでもおかしくないのでは…と思ってしまう自分もいた。
もちろん、個人の価値観次第だけれども、個人的な経験としても25歳前後の女性関係というのは己の人生観を見返して反省するくらいには影響があったと思う。
あの頃の自分というのはいかに未完成で未熟で愚かだったか、思い返すだけで恥ずかしい。
しかし、それがあったからこそ、今、素晴らしいパートナーと家族になれているのだから、忘れはしても反省は生かされている。
ただ、ハサウェイに関してはちょっとねじれ過ぎてて、もう後には戻れない感じになってるんだよなぁ…。
第1作目では、主人公の主義趣向に付き合ったせいで仲間が捕虜にされるくらい作戦失敗しているし、その理由がギギさんをかばい続けたからだし、最後のシーンもその影響もあって無茶な引渡になったわけで…いや、全部お前が悪いだろ!!!って思っちゃった。
今回の続編では、なんだか地球の命運を決めかねないような大きな会議でテロ活動をするために、色々な活動をするんだけど…。
自分の名をかたる別のテロ組織が壊滅しかけているところを助けに行って物資を無駄にするし、敵の基地がそこら中にあるのに大陸横断しようとして補給路立たれてしまうし、仲間〇ぬし、最後のシーンではトラウマ発動してしますし…
それなのに、最後はギギさんとキッスして、終わるんだぜ。
世も末だよ。
「やった、結ばれたね。」って全然なれないんだよな。
今書いたのは、テロ組織としての大まかなあらすじなのだけど、同時並行してハサウェイの女性関係も進展があってさ。
大学時代からずっと支えてきた女性との関係を断ってしまうし、12年前の女の子の亡霊が話しかけてくるくらい精神乱れてるし、ギギが裸で歩いてくる幻想を見て発狂するし、メカニックが上半身裸なのを指摘しつつもおっ〇い見てるし…あー、こいつどうしようもねぇな。
まぁ、25歳トラウマ持ち男性が自分が課した使命と肉欲でジレンマしてるっていう風に見ると、少しだけドラマを感じなくもないけど…。
個人的には観ていて、「あっれ、これ目的何だっけ…。」ってなってしまってたの本当に疲れた。
途中で何回か「何見せられてんだっけ…。」って思ってしまって、観終わった後、ふぅ~ってなんってしまったぜ。
ちなみに、ギギ・アンダルシア側も成長したり、変わっていく様子が描かれているんだけど、10代のまだあどけないながらも思い切りが良い行動力とかが表現されてて、それはそれで面白かったんだよな。
って話してるけど、ガンダムどこいった???
っていうね。まぁ、ガンダムって実はロボットアニメじゃなくて人間ドラマなんだけど。
第1作から戦闘シーンは永遠に暗いです。
だって、リアルさを求めてるから、戦闘は基本的に奇襲だし、深夜~早朝にかけて戦闘するんだもの。
少ない戦闘力で大きな相手と戦う時の基本だと、元特殊部隊のアニおじメンバーが言っておりました。
でもさぁ、見えないよ…映画の大型スクリーンでも全然見えないよ…暗すぎぃ…。
これについては、誰が見てもそう言うと思う。それぐらい暗いです。
もっと言うと、下手したら、クスィーとペーネロペーの違いが判らないくらい。
ただでさえ姉妹機でデザイン似てるのに、暗かったら余計わからんて。
ここまでずっと文句みたいに言ってるけど、総じて面白かったと伝えておこう。
しかしこれには背景がある。
この後アニおじ達と9時間ぐらい語らいあったから、そう思った。
あれがどうだ、これがどうだ、このガンダム作品のこれと似てるだ、オマージュだなんだ。
そんなこと話しながら、他のアニメのネタを絡みつつ、お酒飲んで、おつまみ食べて。
家に帰ったのは深夜1時半。行かせてくれた妻に感謝。
何倍も面白い作品になったのはアニおじと行かせてくれた家族のおかげだね。
次は何年後になるかな。
ももも、マリモ7号でした。
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